第1級殺人
高橋薬局
武彦震度
縦幅
ダブル漫才
タメ口ナビ
たる。
地球一周回って隣の家へ行く
児劇
ちね
ちまか?
丁半
チュンスケ
ディープ尾上
出口調査
てつどう研究会
伝三郎
てんちゅー
洞窟管理人
同士討ち
導入別件
独壇場
毒味奉行
どくみちゃん
床急ぎ
床たん
とび職
トミ子
ドロップ
第1級殺人
米国連邦刑法(州刑法)に規定されている殺人最重罪類別。
海外サスペンスドラマで、この用語を使い始めたのは、翻訳家の額田やえ子女史。刑事コロンボや刑事コジャックで、First-degree murderを第1級殺人と訳し、それが法律用語にまで定着している。 第1級殺人とは、謀殺・計画的殺人であり、予め殺害の意思を有して既遂に及んだ殺人が該当する。最も罪科が重い。 これに対して第2級殺人(Second-degree murder)とは、ある程度の悪意は有していたが、偶発性に支配された犯行。仲の悪い夫婦が喧嘩の果てに意図せず殺害した場合、第2級殺人に当たる。 なお数州の刑法では、第3級殺人まで規定されていて、1級・2級に当てはまらない重過失致死などを第3級殺人としている。 海外サスペンスドラマでの第1級殺人とは、推理過程がはっきりしている謀殺を意味し、そのままサス実況用語となっている。
高橋薬局
俳優・大杉漣を示す。
北野監督作品を始め、数多くの映画出演を経て、1990年代後半から積極的にテレビドラマに出演。
犯人・犠牲者から、刑事・検察事務官まで、総ての配役をこなせる最高クラスのサスペンスドラマ俳優となる。特に、狂気ある役柄を演じた時、その演技力は、爆発的に高まる事で知られている。
2011年の水曜ミステリー9・松本清張特別企画「聞かなかった場所」では、坂道途中にある、手書きポスターがベタベタ貼られた、客足遠のく場末の「高橋薬局」を経営していた、薬剤師・高橋千代吉 役を演じ、変死事件を起こした資産家の娘・酒井美紀を利用して、一転して施設充実し、多くのスタップをかかえる新生「高橋薬局」を建設。その野心は、酒井美紀を殺害した名取裕子へも向き、狂気に満ちたストーカー的な行動ながら、実に論理的な推理をまくし立て、名取裕子を思考停止状態にした上で、胸を触りながら、情を通じる事を認めさせ、サスペンスドラマファンからは、その演技力を絶賛された。
このドラマ以降、大杉漣を「高橋薬局」と呼称しているサス実況用語。水曜ミステリー9・松本清張特別企画「聞かなかった場所」は、再放送含め、過去4回連続実況が成立した記録を持ち、必見の2時間サスペンスである。
縦幅
女優・原沙知絵を示す。
出身成分はKBC九州朝日放送。福岡市出身で、学生時代を北部九州のテレビ・ラジオに親しんできた。そのKBCテレビ人気深夜番組のコンテスト企画モノで、ルックスを大きく取り上げられた頃からモデル活動を始めている。 女優活動は、最初からサスペンスが絡んでおり、初主演の「シンデレラは眠らない」出世作の「7人の女弁護士」いずれも1サスである。173センチある身長から、見栄えのするクールな官憲役が多いが、2サスでは犯人役もこなしており 意外性のある推理を急追する犯人を演じると、なかなかの味が出る。テレ朝2サス「再捜査刑事・片岡悠介」では、主役の寺島進と対になる奥村澪 刑事を好演。そして2020年のテレビ東京・深夜ドラマ「女ともだち」では 磯山さやかと対になる乾セツ 役を演じた。「縦幅」とは、磯山さやか の横幅と対になるサス実況用語である。
ダブル漫才
警視庁捜査一課9係を示す。
吹越満・田口浩正コンビ、そして 津田寛治・羽田美智子コンビ。この2つのコンビが、まるで漫才の様にシーンを分割し、またシーンをミックスしていく、この1サスの特性を表している。
タメ口ナビ
QVCナビゲーター・渡辺公海を示す
実況の合間の時間に、慣習として行っている、BS12「懇談実況(トランジット実況)」QVC生放送のナビゲーターのひとり。わたなべくみ と読む。QVC開局時の2001年入社、古参ナビのひとり。胡散臭い商品から高額ファッションまで、なんでもこなすが、時間が経過するにつれて、ゲストに対して、タメ口を使い始める特徴がある。それ故に、サス実況用語として、タメ口ナビと呼称している。
地球一周回って隣の家へ行く
サスペンスドラマにおいて、話の趣旨が婉曲し、最終結論が、誰もが予想していた内容だった事を示す。
例えばドラマ冒頭で、いかにも疑わしい配役がいたのだが、ドラマが進むにつれて、まったく違う方向の筋書きとなり、冒頭の疑わしい配役は、存在が忘れてしまうほどになっても、終盤になるとまた急浮上して、結局犯人だったという展開を指す。つまり、隣の家にいくほど簡単な推理なのに、わざわざ地球一周するほどの遠回りなドラマを視せられ、結局隣の家に犯人がいた様な結末だった事を示すサス実況用語である。
たる。
女優・貫地谷しほり を示す。
幼少期のスカウトから芸能界入りしたケースは多いが、貫地谷の場合芸能プロでなく、俳優・伊藤正次が主宰する演劇集団だった。それだけ貫地谷の素養が優れている事を示しているが、テレビドラマへの進出は、全く個人の実力で切り開いていった。2007年の大河ドラマ「風林火山」のミツ 役は、主役を凌ぐほどの鮮烈な印象を残し、直後の朝ドラ「ちりとてちん」ではヒロインの座を獲得するが、その役柄はテレビドラマ史を通じても類例のない女流落語家の役だった。「ちりとてちん」は、本放送期間中視聴率が苦戦したが、終了が近づくにつれて人気が急伸。全話DVDは予約の段階から好調で記録的な売り上げをマークしている。2サス・1サスそして時代劇とオールマィティな出演歴を重ね、特にサスドラでは官憲側の配役が多い。「ちりとてちん」で共演した渡瀬恒彦は、貫地谷の才を公私の場で褒め、最晩年近くに「おみやさん」シリーズ最期のレギュラーとして共演も果たしている。たる。とはそんな演劇才能に全く無関係で、彼女の全身描写がひらがな2文字で端的に表現しているサス実況用語である。
児劇
児童劇団もしくは児童劇団所属・出身の子役を示す
「児劇」とは、芸能関係者や放送業界などでしか、ほとんど使われない専門性の高い語彙である。現在では、NHK東京児童劇団が最も古参の児劇であり、所属の子役を、児劇生とも呼称している。安達祐実や えなりかずき など、児劇で有名になった家族を、児劇一家という場合もあるが、子供が家族の収入源になっている事に対する蔑称の意味も、やや含んでいる。サスペンスドラマにおいて子役は不可欠な存在であるが、殺人や猟奇描写をも扱うため、子役も特殊な技能が求められ、これをこなした子役たちは、同じ児劇出身者でも、成人俳優としての生存確率も高い様である。このように「児劇」とは、ほとんど視聴者間の実況に出てこないはずの語彙だが、ここのサス実況用語である。
ちね
シネをちねにするとマイルドになる。このスレでは「ち」を慣用している。
丁半
俳優・佐々木蔵之介を示す
元々は小劇団の看板俳優として演劇の世界で活躍していた。退団後、テレビドラマでの出演を本格的に始める。初期の代表作は朝ドラ「オードリー」(2000年)そして「白い巨塔」(2003年)である。「白い巨塔」の竹内 第1内科医局員役は、自己崩壊していく財前派の医局を、際立たせる脇の存在として、異彩を放っていた。その時からサスドラ俳優として輝き始め、主として1サスのレギュラーや2サスの客演を、コンスタントに務める様になった。2012年に2サス初主役。そして1サス「ハンチョウ〜安積班シリーズ」では、6シーズン4年に渡り、主役・安積剛志を演じている。但し、例えば金曜ナイトドラマ「お天気お姉さん」の三雲三平 役の様に、他のドラマレギュラーでは、時々理解が難しい妙な役柄も演じており、一種のギャンブル的な配役を演じる事がしばしばある。丁半 とは、ハンチョウを、さかさ言葉にして、ギャンブル配役を演じることが多い、佐々木蔵之介を示すサス実況用語である。
チュンスケ
俳優・中村俊介を示す。
なにか頼りない芸風を反映して、シュンスケをチュンツケにしただけの事。
ディープ尾上
俳優・尾上寛之を示す。
梨園(歌舞伎界)とは全く関係なく本名である。出身成分は朝ドラで、1994年の「ぴあの」からほぼ毎年子役として出演していた経験がある。大河ドラマ・時代劇・昼ドラ・深夜ドラマ・有料放送ドラマとオールラウンドに出演歴を有し、振幅の広い演技力で全てをこなしていたが、2013年あたりから頻出し始めた連続サスペンスドラマの犯人役として一気に頭角を現しはじめる。特に2018年の「アンナチュラル」での大量殺人を猟奇的に遂行する犯人役。その直後に本放送された「シグナル〜長期未解決事件捜査班」でも連続殺人の真犯人を演じ、C実況中にサス俳優として凄まじい存在感を見せつけた。空を飛ぶように直線急襲してくる競馬界無敗の三冠馬ディープインパクトに例えて、サスドラ終盤の崖タイムに一気に畳みかける犯人役の尾上寛之を「ディープ尾上」と呼称したサス実況用語である。
出口調査
NHK総合 大河ドラマを示す。
国政選挙の開票速報特番で、日曜午後8時ジャストに出口調査結果を発表する事から、長年同じ放送開始時間の大河ドラマをその様に呼称している。大河ドラマは、このスレでは指定番組で全話汎用実況しており、オープニングで、さすでーた がクレ順の速報とトメ回数の累積集計値を貼る慣習がある。
伝三郎
俳優・益岡徹を示す
全話汎用実況対象となった「御家人斬九郎」西尾伝三郎役が所以。別用語に「アコーディオン」があり、これは大河ドラマ「翔ぶが如く」村田新八が愛用していたアコーディオンが所以。
てんちゅー
女優・小野ゆり子を示す。
初主演作「天誅〜闇の仕置人」が所以。俳優・大森南朋 夫人。「刑事のまなざし」の安達涼子 刑事役「昨夜のカレー、明日のパン」のギダリエ 役など急激に実況対象となるドラマ出演を増やしている。
洞窟管理人
俳優・おかやまはじめ を示す。
2006年の水曜ミステリー9「新米事件記者・三咲(2)耐震偽装サギ殺人事件」で、当時のライブドア堀江貴文社長そっくりの犯人役を演じ、ニセホリエモンと実況中に話題になる。
その後サスペンスドラマから朝ドラ・大河ドラマまで、幅広く脇役として出演。特に、指定番組である大河ドラマ「功名が辻」第45回で、石田三成を隠避する近江の寺男・与次郎を演じ、隠避した場所と強烈な印象から、洞窟管理人と呼称されるサス実況用語。
独壇場
2サス・1サスも含めてテレビドラマは、綿密なシナリオと出演俳優たちの共同作業で成り立っている。勝手な芝居をする事は許されない。俳優・木下ほうか や佐藤二朗は、その中でも細かく勝手な芝居を挿入する事で有名だが、それでも野放しで芝居をする事は不可能である。しかし、俳優とスタッフの信頼が深い場合、重要なシーンにおいてでも、全面的に俳優・女優がフリーハンドの芝居をする事がある。
全く自由に独り舞台のような芝居が許容され、テレビ映像を独占しているかの様なシーンが出現した時、◆SUSDATA8mE(さすでーた)は、実況中に「独壇場」という判定レスをしている。通常実況中は、この用語集で出てくる愛称・略称が、たくさんレスされるが、独壇場に関しては「○○○○独壇場」と、俳優・女優のフルネームを、きちんと呼称する慣習がある。「○○○○独壇場」とはめったに視られない独り舞台のような、もの凄い芝居が出現した時に使われるサス実況用語である。
毒味奉行 どくみちゃん
俳優・大河内浩を示す。
汎用実況した「十時半睡事件帖」第12話「千本旗」で、酒好きな毒味奉行を演じたのが所以。別名:どくみちゃん。なお同じ「毒味奉行」の語彙で、俳優・金田龍之介を示すことがある。こちらは時代劇「子連れ狼」が所以。
床急ぎ
俳優・中村獅童(二代目)を示す
名跡・萬屋に連なる名門の歌舞伎俳優であり、梨園に属する。実父は初代・中村獅童だったが、ある歌舞伎俳優にブチ切れて、カツラを投げつける羽二重事件を起こし、半ば梨園から追放される形で、早く引退してしまう。実父は、その後東映へ転じた萬屋錦之介・中村嘉葎雄を、プロデューサーとしてバックアップしていく人生を送るが、息子の二代目獅童は、絶対の血縁社会である梨園の中で、バックアップを得られず、歌舞伎俳優として長期間不遇の時代を送る。
獅童が積極的にテレビへ出始めたのは、2002−2003年の「HR」あたりからで、その頃から歌舞伎俳優らしからぬ、ヤンキーな風貌と短気なキャラを前面に出し、今までの歌舞伎俳優にはない斬新な路線を、映像の世界では歩んでいる。2006年に、酒気帯びと信号無視の交通事故を起こした際、浮気相手の女優が同乗していた事から、床急ぎと揶揄され、父親譲りの短気さは、私生活とドラマの役柄に、如何なく発揮されている。床急ぎとは、指定番組である大河ドラマ「八重の桜」で、粋がりながら確実にミスリードしていく、佐川官兵衛役に頻発したサス実況用語でもある。
床たん
女優・床嶋佳子を示す。
出身はバレリーナで、コンクール優勝歴もある。6歳から27歳までバレリーナとして活躍したが、映画の出演を契機に女優へ転身した。遅咲きだったが女優転身当初から、2サスに積極的に出演し、今や日本を代表するサスペンスドラマ女優である。
特に火サス「九門法律相談所」での山崎努の娘役、月曜ミステリー劇場「監察医・薮野善次郎」での山城新吾の同僚役という、癖の強い主役のレギュラー出演者を長く勤め上げ、その経験から、2サスの制作過程を熟知している。
デビュー当時から際立った美人女優であり、もちろん犯人・官憲・犠牲者をフルでこなし、特に犯人役は、凶悪犯から情実をみせるお涙頂戴まで、驚異の頻度で演じ、現在まで犯人回数は、1位を独走している。ただ1990年代から2000年代前半は、前述のレギュラー出演役も含めて、あまり犯人役はせず、2サスの初犯人は、1993年の土ワイ「同居人カップルの殺人推理旅行(2)」 で確認されている。
床たん(とこたん)とは、2サスの犯人女王・床嶋佳子に、愛情を込めて呼称しているサス実況用語である。
とび職
俳優・松本利夫を示す。
EXILEメンバー。C実況「ビンタ!〜弁護士事務員ミノワが愛で解決します」が由来。EXILEを「とび職」と呼称するのは、このスレだけ。
トミ子
俳優・国広富之を示す。
「噂の刑事トミーとマツ」において「おんなおとこのトミコ!」と怒鳴られると、変身する設定だったのが所以。
ドロップ
俳優・佐藤隆太を示す。
変名:ドロッピ。ドラマ「でたらめヒーロー」においてドロップを舐めると、変身したキャラが所以。頼りない俳優の代名詞的存在だが「芙蓉の人〜富士山頂の妻」野中到 役など、突然変異する事がある。
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