用語集 カ行

ア行サ行タ行ナ→ハ行マ→ワ行

戒厳司令官

女優・香椎由宇を示す。

 2・26事件の戒厳司令官・香椎浩平 中将と、同じ苗字という、それだけの理由が所以。ただし香椎という姓は大変珍しく、遠縁関係を否定していない。

がーーく けーーい

がーーく 俳優・山本學を示す
けーーい 俳優・山本圭を示す

 演劇界で兄弟・姉妹が、俳優という例は多いが、3兄弟ともに現役の俳優となると数が限られ、田村高廣・田村正和・田村亮の3兄弟と、この山本學・山本圭・山本亘(せん)3兄弟になる。ただ田村高廣は物故なので、本当に現役となると、山本3兄弟に絞られる。3人共に俳優座出身である。
 3人共に数多くのサスペンスドラマに出演していると同時に、時代劇・ホームドラマにもコンスタントに出ている。オールラウンドだが、この3人は、本質的にインテリ悪役をやらせると一気に輝きだす。山本學は1995年の「沙粧妙子最後の事件」で、最終回に収拾をはかった、公安管理官・卯木俊光 役。山本圭は1979年の「白昼の死角」の太陽クラブ首謀者・隅田光一 役で、それぞれインテリ悪役の極みを視ることができる。三男の山本亘は、ドラマ出演機会が、兄二人より減っているが、現役である。
 全員名前が1文字で、山本學は「がーーく」山本圭は「けーーい」と単に識別目的で読みを伸ばしているが、長寿で現役俳優である意味も込めたサス実況用語である。

隠し玉

C実況・汎用実況における新番組初回お試しを示す

 C実況は指定番組枠があるが、それ以外ワンクールで1本程度の1サスは、抜擢されて初回お試しの実況をする。汎用実況の新番組も同様である。お試しする新番組は、住人同士の打ち合わせや推薦で決まるが、それ以外はさすでーたが放送時間・配信の段取りをした上で、突然隠し玉として発表し実況を開始する。これを「隠し玉」と称し、実際実況してみて実況を継続するか決めてしまう手法である。 面白ければ初回一発で指定番組登録されるし、何回もお試しのまま推移し、結局打ち切りとなる事もあり得る。さすでーたの隠し玉選抜には基準があり(1)出演俳優に過去実況の実績があるかどうか(2)ドラマの筋書きが単純でない(3)ティーバなどの配信有無や放送時間。例え月9でもBS深夜ドラマでも差別なく選抜をしている。なお落選したドラマは、完全無視の憂き目に会うW  隠し玉とは、新番組初回お試しのサス実況用語である。

梶浦

俳優・升毅を示す。

 元々大阪に地盤を置く、お笑い志向のコントグループに所属していた。在阪放送タレントの立原啓裕と活動していた時期もあり、1980年代末から、読売テレビの深夜番組にレギュラーとして出演し、関西では知名度が高かった。俳優として、一気に全国的な認知を得たのは、何と言っても、1995年の「沙粧妙子 最後の事件」の梶浦圭吾 役である。シリーズを通じて梶浦圭吾は、実のところフェイントであり、ラスボスは池波技官(佐野史郎)だったのだが、そのドラマ全体の猟奇性が、梶浦圭吾のイメージに重なり合い、サスペンスドラマ俳優として一気にブレイクする。その後は、犯人・官憲そして犠牲者と、フルにこなせる存在まで登り詰めた。但し、出身成分のお笑い志向は消えることがなく、テレ朝の「タモリ倶楽部」では、準レギ的な頻度で出演している。「梶浦」とは、もちろん沙粧妙子 最後の事件の梶浦圭吾から来ているサス実況用語である。

悲別

俳優・天宮良、梨本謙次郎、布施博を示す。

 1984年に本放送された倉本聡の名作ドラマ「昨日、悲別で」は、主役グループが3名おり、新人俳優の天宮良、梨本謙次郎、布施博が抜擢されている。かぐや姫「22才の別れ」が流れるエンディングは、日本のドラマ史上に残る屈指の美しさで、そのクレジットの冒頭に、この3名が連記で(カナシベツ新人群)として紹介されている。そして抜擢された新人3名は、その後サスペンスドラマにはなくてはならない名脇役として成長した。悲別とは、天宮良、梨本謙次郎、布施博を個別に、あるいは総称として示すサス実況用語である。

加藤ヨリ

俳優・加藤頼を示す。

父は加藤剛。旧芸名は頼三四郎。ちょっと頼りないキャラから、頼をヨリと呼んでいる

片島さん

俳優・萩原健一を示す。

 出身成分は、グループサウンズ「ザ・テンプターズ」のリードヴォーカル。見回すと音楽より演劇の才能が極めて高いが、終生音楽の仕事は続けており、俳優としての発声術も備わってきた過程で、ナヨっとしていたヴォーカルも劇的に変化してきた。このスレ的には、何といっても萩原健一の最晩年に行った「前略おふくろ様」全話汎用実況が挙げられ、直後に行った日曜ワイド 最終回(2018年)「明日への誓い」本実況と、NHK土曜ドラマ「不惑のスクラム」汎用実況も思い出深い。極めて強い印象を最晩年に残して去っている。倉本聰は、気難しい脚本家で、シナリオ通り一字一句間違えず台詞にしないと激怒する事で知られているが、前略おふくろ様では、その要求を完璧にこなし、かつシナリオには書かれていない板前の所作で、自分のオリジナリティを表現していた。まさしくテレビドラマ史上に残る天才俳優である。片島さん とは、その前略おふくろ様での片島三郎 役から由来しており、半妻こと室田日出男が凄みながら「片島さんよぉー」と かます台詞から派生したサス実況用語である。

かませ犬

 本来は闘犬用語で、若い闘犬に自信をつけさせるために、噛ませる弱い犬を指すが、サス用語では、少し意味が異なり、ドラマ主役の推理や行動に、かたっぱしから難癖をつけミスリードをし、後半はほとんど存在感が消えてしまう配役を示している。
 例えば「税務調査官・窓際太郎の事件簿」での渡辺いっけい(島崎春男統括官)「多摩南署たたき上げ刑事・近松丙吉」での三浦浩一(山形治管理官)「終着駅シリーズ」での徳井優(山路刑事)などが挙げられる。

かませ美月

女優・谷村美月を示す

 大阪府堺市生まれで子役上がりの出身成分だが、声優・ナレーター・モデルの仕事を含めて女優として途切れる事なく場数をこなしてきた。メジャーテレビドラマからインディーズ映画まで、総ての役柄に溶け込む才能を持っており、サスドラ・SPEC〜翔では単独犯人の記録もある。だが気質は真面目で政府広報や地方自治体の啓発も請け負っており、大阪刑務所の一日所長という珍しい委嘱も難なくこなしている。全話汎用実況したドラマ「深夜食堂」のかすみ 役で、関西弁を駆使して相手を毒舌でかます役から「かませ美月」と呼称され始め、マーカー「べっぴんさん」の小野明美 役でも、同じく関西弁でかます役柄を演じ、その呼称が定着した。

紙袋

テレ東の深夜ドラマ「こえ恋」を示す

 2016年のテレ東 ドラマ24「侠飯〜おとこめし」の直後に、場違いな学園ドラマが放送されていた。ドラマ24は汎用実況対象だったため、そのままライブモニターにテレ東が映っており、他のオンデ実況をしながら、なにげなく視ていた さすでーた が、この紙袋をかぶっているドラマは何だ? と話題にし始めたのが事の起こりである。高校に終始紙袋をかぶった生徒がおり、他の登場人物が違和感なく同化して演じている異様な学園ドラマだったが、その出演俳優・女優の演技力がドラマレベルに不似合いなほど高く、途中から汎用実況に昇格。その後 BS JAPANで全話実況にまで達した。その後、主演の永野芽郁は、朝ドラヒロインに大抜擢。客演の竜星涼・落合モトキ・大友花恋・水谷果穂・唐田えりかは一斉に主要テレビドラマに出演し始めた。桜田通に至っては、1サス犯人としても記録されている。紙袋とは、異質でハイレベルな深夜学園ドラマだった「こえ恋」と、そのレギュラー出演陣を示すサス実況用語である。

かめ

俳優・寺脇康文を示す

 高卒。全国に一定規模存在する大学受験失敗からの社会人転向組。しかし転向先は、劇団「スーパー・エキセントリック・シアター」だった。劇団員・岸谷五朗、山田幸伸とSET隊を編成。座長が司会だった「イカすバンド天国」でのオープニングアクターなど、スーパー・エキセントリック・シアターの出店的な活躍をする。1994年に岸谷五朗と劇団を脱柵。その後はTBS「王様のブランチ」司会と、テレ朝・東映「相棒」亀山薫役の活躍が長期間クロスしている。諸説あるが、相棒の企画は元々寺脇で、土曜ワイド劇場のシリーズ化が目標だった。この説の信憑性が高い。ところかあっという間に国民的サスペンスドラマになってしまった。そこから水谷豊の悪癖「仕切り癖」が出てしまい、結局ドラマ企画者のひとりである寺脇が身を引く形となっている。第7シリーズで降板して以降、2サス「守護神・ボディーガード 進藤輝」や信濃のコロンボシリーズ(TBS)で主演し、数多くの1サス・ドラマに客演してきたが、どうしても亀山薫の幻影が消えない。演劇のほうでも2021年暮れ、神田沙也加が自裁した公演で主役と、どうも不運がつきまとっていた。 ところがここが底値だった。水谷豊のモノマネをしているお笑い芸人・エンジェリック乱世は、2022年2月突然始めた寺脇の twitter ヘッダー画像が相棒をモチーフしていた事にシグナルを読み取り、寺脇の相棒復帰をズバリ予想。見事的中している。エンジェリック乱世は、今まで避けていた相棒との接触と、そこからの心理変化を見事に読んでいた。寺脇康文なくして相棒なし。寺脇康文あってこその相棒。底値からのV字回復にこれから期待が持てる。サスペンス実況スレの17年間は、実のところ寺脇なき相棒の期間にほぼ重なり合っている。かめ とは、もちろん亀山薫 イコール 寺脇康文を表すサス実況用語である。

からあげ娘

女優・杉咲花を示す

 実父は、レベッカ元初代リーダー・木暮武彦。スターダストの子役から音事協加盟の大手芸プロ・研音に所属し、多くのテレビドラマに出演している若手女優である。特に指定番組枠であるフジテレビ木曜劇場では、羨ましがる山口智充を無視して、回鍋肉をほおばる、味の素 Cook DoのCMが流れていたが、そのオンエアー期間中放映された、TBS1サス「夜行観覧車」(2013年)では、名門私立高校受験失敗から、滑り止めで入学した公立高校でいじめを受け、反動から家庭内暴力をする遠藤彩花 役を演じた。、その第7話において、母親 役の鈴木京香が、家庭内暴力を続ける杉咲花に対し、発狂的殺意を爆発させ、口の中に「黙って!」「黙って!」と、から揚げを詰め込みまくる描写があった。CMイメージと相反する、そして、地上波テレビの現行倫理規定では、限界とも言えるシーンは実況中話題となった。その時の狂気から、驚きそして呼吸困難で、母の殺意を悟る杉咲花の表情の変化は、特筆に価する。からあげ娘とは、新進女優・杉咲花を示すサス実況用語。

カレーパン

女優・仲里依紗を示す。

 なかざと いすず でなく、なか りいさ と読む。モデルそしてヤンキー出身。眼光鋭い若手女優ではトップクラス。そして、ドスの利いた声質の若手女優でも、トップクラスである。汎用実況対象となった、BSのプレミアムドラマ「昨夜のカレー、明日のパン」で、主役・テツコを演じ、このスレで注目を集め、テレ東の松本清張特別企画「共犯者」では、初2サスながら、主役・観月ありさを食うほどの存在感を示した。さらにNHK土曜ドラマ「逃げる女」では、主演の水野美紀と双璧をなす狂気に満ちた銃撃殺人犯を演じ、将来が大きく期待できるサスペンスドラマ女優として一気に開花した。カレーパンとは、昨夜のカレー、明日のパンから由来するサス実況用語である。

鑑識たん

俳優・六角精児を示す。

 小劇場出身の舞台俳優が出身成分だが、音楽に造詣が深く、首都圏の民放FM局・ナックファイブの開局当時に、生ワイドのDJを担当した事もある。そして俳優女優の中では、中毒傾向まで進行している危険なギャンブラーでもあり、数年前まで多額の負債を抱えていた。そのため離婚3回、そして結婚4回。その負債を一気に返済できたのも、相棒シリーズの警視庁刑事部鑑識課巡査部長・米沢守 役の大当たり所以である。おかっぱ頭が定着しているが、ヘアスタイルを変えるだけで、他ドラマでは、別の役に切り替えて徹する事ができる、珍しいタイプの俳優でもある。イタミン同様に、鑑識たんは、六角精児に対する普及した愛称だが、この実況スレでは、相当初期の頃から使用しているサス実況用語である

勘助マニア

女優・前田亜季を示す。

 オンデ汎用実況をした、大河ドラマ「風林火山」で、内野聖陽演ずる山本勘助に、唯一性的興味を覚える女性として、勘助の半生エピソードを研究するマニアぶりを発揮する。許婚状態だったが、結局勘助の養女となる。

漢方

俳優・長塚京三を示す。

 バリ・ソルボンヌ大学卒のハイソな俳優だが、出身成分は、現代・時代劇を問わず悪役。長く出演した大正漢方胃腸薬のCMが所以。

ギフ

俳優・鹿賀丈史を示す。

 汎用実況したプレミアムドラマ「昨夜のカレー、明日のパン」で、ヒロインの義理の父親である、ギフを演じたことが所以。但しギフは、最近開発した語尾延ばしの台詞を、多用するキャラの時のみ使用するのが正調。他のキャラの時は、草鹿刑事(Gメン75)などを呼称する事がある。

キャラ探り

 中村梅雀など、2サスで多くの主役をはる俳優が、新シリーズを始める際、主役の役柄イメージを確定させようと、必要以上のオーバーなアクションや表情で、キャラクターを探っている演技をいう。

刑事局長

俳優・榎木孝明を示す。

 元々絵画を志す芸術家志望だったが、演劇の世界に目覚め、劇団四季の研究生となる。1984年の朝ドラ「ロマンス」で主役に抜擢。極めて稀な朝ドラヒーローのひとりである。その後、テレビドラマへ一気に進出。大河ドラマを始め、多彩な出演歴を重ねるが、1995年から2サス・浅見光彦シリーズで、主役を14作を勤める当たり役に恵まれ、その後、30作を超えて、浅見陽一郎役を演じている。
 サスペンスドラマでは、犯人役も含めてトップクラスの実績があるが、10年ほど前までは、法務省矯正部署と友好関係があるほど、普段は実に品行穏やかな俳優であり、刑務官内の業務機関紙である矯正協会発行の「刑政」誌で、エッセイや絵画作品を掲載するほどだった。ただ現在では、発言や行動にカルト傾向が垣間見られ、最近では不食生活などで、妙な注目を集めている。刑事局長とは、浅見光彦シリーズの浅見陽一郎役から由来するサス実況用語である。

銀二貫

俳優・林遣都を示す。

 汎用実況をしたNHK木曜時代劇「銀二貫」の主役を演じたのが所以。ちなみに「偽銀二貫」は、NHK高瀬耕造アナウンサー。「銀一貫」は、教来石こと俳優・高橋和也を示す事がある。

教来石

俳優・高橋和也を示す。

 大河ドラマ「風林火山」で、教来石景政→馬場信春を演じたのが所以。嫌われていた山本勘助に、早くから理解を示している役を演じ、それが振幅ある役を上手くこなす俳優としての姿に、オーバーラップしている。別名:銀一貫。

ぎんぷんたん

女優・銀粉蝶を示す

 麿赤兒・主催のアングラ劇団「大駱駝艦」から特化した、山海塾の金粉ショーとは全く関係ないが、銀粉蝶(ぎんぷんちょう)もアングラ劇団女優であり、その事を公称している。2000年を過ぎてからテレビドラマの出演が多くなり、サスペンスドラマにも積極的に出ている。特に容疑者・被害者の母親役を演じると、強い存在感をアピールする。実は声質に、アニメ声優の才能と要素があり、ごく稀にサスペンスドラマなどで、少女の声色をする時など、秀逸の味を醸し出す。銀粉蝶という芸名には、姓の部分はないらしいが、老いた母親役から生じる、強烈な少女アニボイのギャップから、ぎんぷんプラスたん、として区切ってしまったサス実況用語である。

くになま

女優・国生さゆり を示す。

 秋元康主宰のおニャン子クラブ会員番号8番。アイドルから俳優業に転進し、今や2時間サスペンスには欠かせない女優。
絶妙の展開で、真犯人をすり抜けるフェイントも含めて、特に犯人役を演ずる比率が高い。
 昔交際していた歌手が大麻で逮捕され、同じ嫌疑がかかった時、堂々と尿サンプルを自ら提出し、正面突破で嫌疑を晴らした事で象徴される様に、サスペンスドラマファンから一目置かれている、私生活でも裏表のない稀有な存在の女優。
 国生(こくしょう)を、単に読み替えただけだが、愛称となっているサス実況用語。

グラグラ

俳優・光石研 を示す

 俳優人生は、高校生の時に映画「博多っ子純情」の主役からスタート。そして主役経験はその1例だけで、以降数百に達するテレビドラマ・映画での脇役経験を重ねてきた。主役だった「博多っ子純情」は、思春期の性的体験をコミカルに描いており、以降の脇役でも異性関係・性的描写を演技に交えると不思議な味が出る。NHK大河ドラマ・朝ドラからアングラ映画まで媒体を選ばず、2サス・1サスにも豊富な出演歴があり、2017年のドラマ24「バイプレイヤーズ〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら」では、本人主役6名のひとりに選ばれ、名実ともに日本の映像演劇界を代表するパイプレイヤーのひとりである。キャラが際立った代表作を挙げると、火サス「女検事 霞夕子(桃井かおり)」の検察事務官役、「Dr.コトー診療所」・後期の赴任してきた教師役、大河ドラマ「風林火山」で自裁する山本勘助の近親者役、そしてドラマ・映画「深夜食堂」の刑事役である。グラグラとは、映画「共喰い」で異常な性的関係を演じた篠原ゆき子とコンビを組んだ「深夜食堂」の野口刑事が、やはり異性関係で窮した時に発した博多弁「グラグラくるぅー」から由来するサス実況用語である。

グリーン

女優・キムラ緑子を示す。

 読みは きむらみどりこ。みどりが、グリーンになっただけの所以。2005年の土ワイ「ハラハラ刑事2」のサブタイ「狙われた美人妻と不良娘!連続殺人に秘められた悲劇の十年愛!!」の美人妻が、グリーンだったのは、通の間で有名な話。マーカー「ごちそうさん」のヒール役でブレイクする。

毛切れ毛

男女俳優問わず長髪に対する蔑称レス

演技力の割には、長い頭髪で個性を出そうとする俳優がドラマに出演すると、必ずさすでーたがかましてくる短文レス。特段長髪で無く、前髪が眉にかかる状態でもかましてくる。さすでーたは、ロングヘアの女優にも「毛切れ毛」とかます様だ。なにか性的嗜好の問題らしい。

蛍雪さん

俳優・蛍雪次朗を示す。

 正確には苗字が蛍、名前が雪次朗だが、かつての大学受験雑誌「蛍雪時代」から、蛍雪(けいせつ)さんと呼んでいる。今や日本有数のオールラウンド俳優に成長しつつある。

ゲスモン

女優・二階堂ふみ を示す。

おね役を演じた大河ドラマ「軍師官兵衛」の実況中、そのモデル上がりの大味の演技が「ゲスの極み二階堂」と酷評される。その後、汎用実況した木曜劇場「問題のあるレストラン」で、夏モンこと高畑充希とキャットファイトを演じたシーンがあり、そこで「夏モンVSゲスモン」と表現されたことが所以。

ゲの字

俳優・Wallace Langham(ウォレス・ランガム)を示す。

 CSI:科学捜査班のレギュラー・デヴィッド・ホッジス分析官を担当。その外サス実況の最中に、ナチスドイツのゲッベルス宣伝大臣に似ているとして、CSIのゲッベルスと呼称し始めたのが事の起こり。途中でサイモン・ウィーゼンタール・センターさまのモニタリングを受ける事を恐れた さすでーた が、ゲの字とぼかし始めたのが現在まで定着している。CSIのゆとり的キャラ、あるいはヲタ的キャラでは他の追従を許さず、どんな凄惨なエピソードでも、お笑い要員的ポジションを崩さない、CSI:科学捜査班にはブラス警部と並んで不可欠なキャスト、それが ゲの字である。

ゲットワイルド

女優・安藤玉恵を示す

 マーカーである「あまちゃん」第46話で見せた、TM NETWORK「Get Wild」の一人ダンスが、あまりにも強烈だったため、一発でサス実況用語になった。

ゲロアイルズ

女優・Sasha Alexander(サッシャ・アレクサンダー)を示す。

「リゾーリ&アイルズ ヒロインたちの捜査線」のモーラ・アイルズ主任検視官。そして「NCIS〜ネイビー犯罪捜査班」のケイトリン・トッド捜査官。テレビドラマ出演歴は少なく、あっという間に寿引退するが、このふたつの役で強烈な印象を残している。特にこのスレの外サス実況では順列が逆になったため、NCIS〜ネイビー犯罪捜査班の第1シーズン第1話で、吐瀉物の形状がはっきり判るほど見事な嘔吐シーンを演じたケイトが、リゾーリ&アイルズのアイルズと知って、一発でゲロアイルズとの用語が与えられた。但しゲロアイルズは、アジア系中東系のルックス要素を感じる美人で、美人であるが故に、嘔吐シーンや銃撃シーンには忘れ得ぬ感慨を与えている。

原作崩し

 松本清張・横溝正史・江戸川乱歩など著名推理小説家の作品をサスペンスドラマ化する場合、著作権認諾の関係から、登場人物の名前から、ストーリーの展開、そして犯人が確定する結末まで、ほぼ小説の通り進行するのが通例である。ところが何度も何度も同一作品をドラマ化すると、視聴者には暗記させているかの様に、結末が知れ渡っている事になる。そこで脚本の段階で、作品を現代社会に置き換えたりすると、得てして小説と違った展開になる事がある。ごく稀だが犯人未確定のままドラマが終了したり、犯人が小説と異なる場合まである。これを「原作崩し」と、このスレでは称している。なお西村京太郎や山村美紗など予めドラマ化が既成路線の場合は、ストーリーの変化が頻繁にあり、原作崩しとは呼称していない。

検察事務官専門女優

女優・川俣しのぶ を示す

 出身成分は、小劇場運動の旗手・夢の遊眠社。ハウスキーピングにクラシックバレエという、もの凄く振り幅の広い特技を有している。この振り幅の広さが、演技の幅となって表れており、数多く出演した2サス・1サスでは犯人から司法官まで、こなしきっている。中でも中村梅雀版の「赤かぶ検事シリーズ」では、桜田梅子 検察事務官を長年演じてきた。検察事務官とは、日本独特の司法制度役職で、検察官ひとりに検察事務官ひとりが付き、検察官の秘書であり、公的書記であり、拘引令状の認証をし、取調べの際の立会をし、時には担当検察官の女房役として法令に基づくアドバイスや叱責をすることもある。川俣しのぶ という女優は、この検察事務官の役をやらせると天下一品なのだ。理知的で、硬軟自在で、苦労人としてのキャリアを持ち、かつ僅かに冷酷である。この実況スレでは、官憲・司法官の職制に精通した住人が多く、検察事務官という役職にも注目し、例え たこ焼きを焼くおばちゃんの役でも、川俣しのぶを、検察事務官専門女優と呼称している。

皇族将軍

俳優・吹越満を示す。

 もともとはお笑い畑出身で、WAHAHA本舗にも長い間所属していた。1999年の退団以降、テレビドラマへの出演頻度が多くなり、2003年過ぎから、1サスを中心にサスペンスドラマへ積極的に出ている。オールラウンドなサスペンスドラマ俳優に成長したが、屈折した警察関係者や、権力志向旺盛な地場実力者などを演じさせると、卓越した演技力を発揮する。
 その演技力が端的に表れてるのが、2001年の大河ドラマ「北条時宗」の宗尊親王 役で、日本のテレビドラマでは、ほとんど描写される事がなかった、鎌倉幕府の皇族将軍を演じている。皇族将軍とは、鎌倉幕府の最高権力者である北条得宗家に、お飾りとして、皇族から招聘された征夷大将軍であり、その形式的な地位にもかかわらず、宗尊親王は、異様な権力志向をみせ、失脚し京へ召還されてしまう。公家的な線の細さと、お飾りとはいえ武家の棟梁という、複雑に交じり合った役を、吹越は見事に演じきっている。皇族将軍とは、特異ながら見事な演技力を示す、吹越満に与えられたサス実況用語である。

紅白音楽試合の総合司会

俳優・小松和重を示す

 アングラ演劇の出身で座長を勤めるなど、演劇演出に至るまで非凡な才能があった。ところが御多分に漏れず、劇団が軌道に乗ると、また新しい劇団を作りたくなる演劇人の性(さが)からか、2000年に入り客演が多くなり転機を迎える。テレビ・映画出演は、大人計画所属後の2008年以降から急激に増加。2サス・1サスにも頻繁に出演し始めた。偽三木のり平的な容姿だが、2015年に汎用実況したNHK総合の単発ドラマ「紅白が生まれた日」で、紅白歌合戦の原点ともいえる「紅白音楽試合」(昭和20年12月31日 ラジオ生放送)の総合司会・田辺正晴アナウンサーを見事に演じており、このスレでは、紅白音楽試合の総合司会 と、その時から長い呼称が付きサス実況用語になっている。

コッキーポップ

俳優 DJ・大石吾朗を示す。

 15年間LFニッポン放送で、ヤマハ系ニューミュージックを紹介する平日の深夜帯番組「コッキーポップ」を担当し、日本を代表するディスクジョッキーのひとりである。2サスでは、2011年ころから頻繁に登場し始め、1サスも含め、サスペンスドラマの出演頻度が急伸している。汎用実況した深夜ドラマ「恋愛時代」では、コミュFのDJ役を演じていた。

ココリコミラクルタイプ

俳優・八嶋智人を示す。

 出身成分である6年半続いたバラエティ「ココリコミラクルタイプ」の番組名が所以。マーカー「マッサン」では、全編に渡り出演する八澤俊夫を演じ、その際使われている。フットワークが軽く、極めて演技力の高い、テレビドラマの申し子的な俳優である。

小竜

俳優・石橋保を示す。

 長年ナベプロに所属し、Vシネ主役で相当稼いだ中堅俳優だが、なんと言っても最高傑作は1989年のNHKドラマ「晴のちカミナリ」の一柳亭小竜 役である。主役は兄弟子役の渡辺謙。師匠を杉浦直樹が演じているが、原作者の二代目林家正楽の芸能人生は、主役でなくこの一柳亭小竜に投影されている。このスレでも全話汎用実況した。落語家の世界を描写したドラマの中では五指に入る名作ドラマで、一柳亭小竜を演じた石橋保は、当時若手ながら渡辺謙や杉浦直樹と五分の実に生き生きとした演技をしている。小竜(コタツ)とは、サスドラに石橋保が出演すると使われるサス実況用語である。

これがOPなのかー

 4年近く外サス実況を続けてきた「CSI:科学捜査班」のオープニングに、さすでーたが必ずするレス。これには理由があって、当初のCSI:科学捜査班の実況は、BSでの朝ドラ実況(マーカー)終了後の23時15分から15分遅れで行っていた時期があった。その時は、当然オープニングを実況していない。その後、23時00分からDlifeでフルに実況出来るようになり、THE WHO"Who Are You"が流れるオープニングの新鮮さに「これがOPなのかー」とレスする様になった。このレスは最終回の実況まで続く事となる。

ころちぇるしー

女優・国仲涼子を示す。

 避難所でサス扱いとして実況(2012年9月〜)したNHK時代劇「五瓣の椿」第5話で、主役の国仲涼子が実父役の俳優・江守徹を、復讐殺害をしょうとした際、江守徹が例の呂律が危うい感じで「ころちぇるのかぁ〜このおいを〜ころちぇるのかぁ!」(訳:殺せるのか この俺を 殺せるのか)と叫んだ台詞「ころちぇる」と、明治のチョコレート「チェルシー」を複合した実況用語である。

鋼太郎

俳優・吉田鋼太郎を示す。

 劇団四季を始め舞台俳優としての長いキャリアがあったが、ホリプロ ブッキング エージェンシーに所属以来、サスペンスドラマへの出演が増える。
2010年の「ギルティ 悪魔と契約した女」では、射殺される際、舞台演劇そのままの驚異の粘りを見せ、ロング回しの絶命シーンを演じる。また2013年の「カラマーゾフの兄弟」でも、インパクトある強欲な被害者を好演。
 演技の特徴は、テレビドラマの中では、異色な舞台俳優的風貌と、他を圧倒する恫喝シーンにあり、サスペンス特性を強く有する個性派俳優である。

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